Ritsuko tanno

図録が届きました

え、また2週間?相変わらず更新頻度がスロウです。こんばんは。

もう10月も終わろうとしているのに、今日の釧路も暖かかったです。
昼過ぎのウォーキングでは、例年より多く舞う雪虫が口に飛び込んできて咽(むせ)ました。おしゃべりはあぶない。

さて、ウォーキングの少し前にオンライン印刷に発注していた、個展「波間の皿」の図録が自宅に届きました。

やっとできた~。

本を作ること(Indesignや印刷)についての雑感

100ページ近い冊子を作るのは初めてでした。データ作成はIndesign、画像は自分でCMYKに変換(すこし調整)して入稿しました。仕事がweb中心で厚い冊子を作ることが無かったこともあり、Indesignを使った作業はよい経験になりました。もうちょっと勉強を続けたい。

印刷結果はふむふむふむ。印刷の世界の入り口で扉もあけてない人間には、オンデマンド印刷やコート紙の写真印刷ってそりゃあんたですかね。結果を評価することも難しいです。

本図録を構成していた時、印刷が不安だと話す私に「(思い通りではないことも含めて)印刷がどう仕上がるかを楽しむ」という話をしてくださった方がいました。失敗か否かしか考えていなかったので新鮮な考えでした。いまの私は不安が勝って楽しむ余裕が持てていませんが、印刷の世界の歴史、広さや奥深さを考えさせられ、好奇心が湧きました。

自分がどんどん小さくなる🙌

最後に余談を少し。

新しいことに挑めば新しい世界の存在に気づき、相対的に自分の存在が小さかったことに気づきます。今回の個展でも、私は自分の存在が以前より小さかったのだと感じましたが、図録作成を終えた今もまた自分の存在の小ささを感じます。

自分がどんどん小さくなる、という表現は、本来は逆ですよね。「世界を経験しひとまわり大きくなる」というのが一般的でしょうか。私が逆の表現を使うことには意図があります。私は昔から自分を存在の大きさを見誤ってきた(完璧主義?プライドが高い?)ので、新しい経験をしてその誤りを正せた、という意識。どんどん自分になっていくような気持ちがあるのです。

そういうわけなので、ひとまず自分にお疲れさまと言わせてくださいね。

21cm×21cmサイズ、92ページ、価格は1,800円(税込み、送料は+360円)。
詳細は「個展「波間の皿」の図録販売について」をご覧ください。

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