Ritsuko tanno

個展in釧路「波間の皿」3日目

すこし間が空いてしまいましたが、
個展3日目を振り返ります。

3日目の2023年9月10日(日)は、穏やかに晴れた一日でした。

搬入日(会期前日)と初日が晴れで、2日目は曇りのち本降りの雨。
そして3日目は晴れ。

天気によって写真の雰囲気が変わる展示内容だったこともあり
全日程が快晴より、天気に変化にがあった今会期のほうが、
お天気には恵まれたように思います。

インスタライブを急きょ行いました(内容は配信中)

2日目に2階の布の展示方法がやっと安定したこともあり
2日夜は気持ちに余裕ができました。

そこで、3日目朝にインスタライブを行うことに決めました。

3日目朝に告知を行って
インスタライブのやり方を友人に調べてもらいながら1度だけ予行練習。
その10分後に本番のライブ配信をしました。
ライブ配信は初挑戦でした。勢いは大事ですね(笑。

ライブ配信では玄関から2階をぐるっと撮影して歩きました。
20分もの長い配信になりましたが、
8-9名もの方がライブ視聴してくださいました。
友人や懐かしい姿もあって嬉しかったです。

まだ録画を配信しているので、
インスタグラムのアカウントをお持ちの方はご覧ください。

存在確認の喜び

2日目までに友人や知人がすでに来場してくれていたこともあり、
会場から11時過ぎまでの静まり返った時間は不安と緊張で落ち着きませんでした。

もし来場者がなくても自分のためにこの空間を最後の時間まで楽しもうと
気持ちを切り替えて、芳名帳に残された感想をゆっくり拝読しました。

自分の作品は100人に1人が共感してくださるようなタイプだと思っています。
だから、芳名帳のメッセ―ジのなかに、
そんな稀有な方々の存在を確認することができて
個展をやってよかったと喜びをかみしめていました。

なぜ他人事?
確認は個展が終わってからになりそうです

3日目最初の来場者がお昼前にいらしてからは
終了まで途切れることなくご来場者がありました。

寝不足と疲労と興奮でまだ思い出せない時間もあるほど
作品、旧五十嵐家住宅兼事務所と展示についてたくさん対話できました。
作品は観ていただいて対話することで完成するのでは?と思っていたこともあり
会期中の対話はゆっくり振り返りたいと思います。

ところで今回の展示は、
自分の写真を自分一人で企画・展示したにもかかわらず
自分のものではないような他人事感がずっとありました。

「いい展示ですね」と言っていただけたとき
「ほんと、うまくいってますね」と答えたのは
自慢ではなくそんな他人事感の現れでした。

自分が決めたということまだ自覚できていない気がします。

写真を撮ることもそうですが、
「表現」は、自分自身が気づいていないことをも
具体的にする行為なのかもしれませんね。

個展が終わって、すべてを振り返り
新しい何かがどんなふうに具体的になったのかを確認するのも楽しみです。

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